【01:風邪】
「・・・ふぅ・・・・」
生き返る、ってこういうことを言うのかもしれない。
今日も執務で疲れきった身体を、誰も居ない湯船に浮かべてオミは目を瞑る。
朝早くから深夜と言える今の今まで動かし続けた頭と身体は、体力には自信があるオミでさえ、もう動きたくないと思うほどの疲労感が身体を包んでいた。
ぱしゃんと湯を揺らめかせて、ようやく辿り着けた休息の時間に、ただでさえぼんやりとしていた意識はうっすらと遠くに消えていこうとする。
このまま、気持ちの良い湯に身体を浮べたまま、眠ってしまいたかった。
それにこんな時間だ。今更誰が入ってくることもないだろう。
けれどこのまま湯船で寝てしまったら、明日の朝にはオミを探して大騒ぎになるかもしれない。
というより、朝早くから大浴場の支度をしているテツに迷惑が掛かってしまう・・・。
でも、心地良く身を包む湯に誘われるように、重い瞼はなかなか開こうとしなかった。
「だめ・・・眠・・・」
今のこの疲れきった身体では、睡魔に抵抗する術すら思い浮かばない。
せめて、他の人の迷惑にはならないようにと奥の壁に背中を凭れさせて、オミはそのまま意識を手放した。
***
優しく髪を撫でる刺激に、ふと意識が呼び戻された。
「・・・・ん・・・」
「あ、起こしちゃったか。でも、あんな所で眠るだなんて危険だって分かってる?」
湿った柔らかい布を頬に押し当てられて、オミはぼんやりとそちらに目を向ける。
身体を包む体温と匂いに、相手の顔を見なくてもわかるけれど。
「もし俺じゃなくて、見つけたのが他の誰かだったらどうするつもりだったんだ?」
少し苦笑を含んだ蒼い瞳とかちあって、オミも声を零す。
「・・・セフィリオ」
唇から零れ落ちたのは、どこか熱い吐息を含んだような声で。
微かに、セフィリオの眉がピクリと揺れた。
「・・・疲れてるのは知っていたけれど、体調が悪いならそうと言ってくれないと」
少し呆れたような声で小さく呟いて、目に掛かる濡れた前髪をセフィリオの冷たい指が避けてくれた。
そして、額に触れてくる気持ち良さに、オミはまた重くなる瞼を抵抗もせずに降ろす。
「・・・少し高いね。風邪でもひいた?」
心配そうな声に答えるように、オミは微かに首を傾げてみせるけれど、セフィリオは気付かない。
抱かれて運ばれる心地良い振動がピタリと止まり、柔らかなシーツに熱い体を降ろされた。
冷たく、さらりとしたシーツは、仄かに体温を上げた肌にとても気持ち良い。
けれど・・・。
「・・・・ぁ」
「・・・誘ってくれるのは嬉しいけど、風邪、悪化するかもよ・・・?」
離れていくセフィリオの体温が寂しくて、ついつい服を掴んだ手に力が篭ってしまった。
確かに、離れたくないと思っているのは自分自身だ。
だけど言い当てられて、『そうです』なんて肯定の言葉を吐ける訳が無い。
「さ、誘ってなんか・・・」
「ないって?・・・相変わらず、嘘吐きな口だ」
くすくすと笑われて、それでも柔らかく降りてきた唇に、オミは抵抗もせず唇を開いた。
乾いた唇を舌先で濡らされ、しっとりと水気を含んだ柔らかい唇に、満足したように気配が笑う。
笑われた事に睨み返しても、触れ合う体温が気持ち良くて、逃げ出すことも背けることも、オミにはできない。
セフィリオは、飢えていたオミの身体に、少しずつ、焦れたくなるような速度で熱を与えてくれる。
「・・・っん・・・ふ」
微かに、求めていた気の混じる深いキスに、小さく強請るような声を上げてしまって、オミの頬が軽く染まった。
「・・・なに?もっと欲しいの?」
唇を触れ合わせたまま、頬を撫でられて囁かれる。
気遣うような優しい仕草の癖に、イタズラな指でじりじりと内側に火を付つけるように、触れられた場所から肌が温度を上げていく。
風邪の熱じゃない、・・・もっと、身体の最奥から這い上がってくるような、違う体温。
「・・・も、止め・・って・・・」
抵抗したくても、休息を欲しがる瞼は重く、薄く開いてはまどろむようにすぐ閉じてしまう。
けれど殆ど動かない身体とは別に、感覚だけは次第にはっきりとして快感を拾い集めてしまうから。
「・・・――ぁ・・っ」
遠退こうとする意識を呼び戻すかのように与えられる新たな刺激。
熱い舌が、小さく存在を主張し始めた胸飾りに触れた。そのまま数度吸われて、腰がジンと熱を帯びる。
同じ様に手の平で触れられただけで、刺激に仰け反ったオミの胸に、熱い汗が流れ始めた。
「・・・分かってないんだろうけどね」
白いシーツに横たわっていても、汗に濡れた肢体を曝け出したオミの肌は、尚も白く透き通っていて、少し眩しい。
扇情的な姿態を見せている今でさえ、何の穢れも知らない天人か何かの様で、思わず加減を忘れてしまいそうになる。
「綺麗なものほど壊したい、汚したい・・・。どうしてだろうね?」
「・・ッぁあ・・・・!」
ろくに抵抗出来ないオミの両膝を割って割り込んだそこに、ゆっくりと滑り込ませる指。
流れ落ちた雫で濡れそぼっていたそこは、セフィリオの指を抵抗もなく受け入れ、飲み込んでいく。
「ん・・っ、ゃ、・・・セフィリオ・・・っ!」
指を差し入れられただけで、煽られた身体はぞくぞくと鳥肌を立てた。
離れて欲しくて、彼の胸を叩くけれど、力の入らない腕での抵抗はなんの意味もない。
「・・・何?」
楽しそうに問うセフィリオの指は、オミの意思を分かっていながら気付かない振りをするのだ。
からかわれるような抱かれ方には酷い差恥が付きまとう。
オミがそれを嫌がっているのも気付いているくせに、セフィリオはやめようとしない。
「も・・っ!ぃ・・や・・・っ!!」
セフィリオの指が中で動く度、背筋を駆け抜ける電流に、オミの背がシーツから浮く。
「・・・オミが、分かってないからだよ」
どれだけ、その姿に煽られるのか。気付いていないのは本人だけだ。
中に埋めた指で、オミの弱い部分を探る。捜さなくても其処だと分かるほど、セフィリオはオミを抱いてきた。
だが何度抱いても、その細い腰を貫いても、酷く抱き汚しても満足なんて出来やしない。
「俺が今、どれだけオミを欲しいと思ってるかなんて・・・分からないんだろう?」
「分かる訳・・・っな・・・ぁ、ぁあっ!」
上ずった声が、愛しい。もっと甘い声で鳴かせてみたくなる。
組み敷いて、シーツに沈めたその身体を思う様抱き尽くしたい。
「目を開いて・・・・俺を見て、オミ」
そして、その勝気な瞳に、俺だけを映し込んで欲しい。
「・・・っ、は、ぁ・・・っは・・・・」
ゆっくりと開いた瞼の下から、睨むような強い視線がセフィリオを捉える。
「・・・・ぞくぞく、するよ」
その視線が煽ると言う事を、いつになったら覚えるのだろうか。
無言の抵抗は抑止力になる所か、更に加速してしまうということに。
「・・・風邪、うつっても・・・知らない、から・・・」
オミももう、今更止まれない所まで来てしまったようだ。いや、元々セフィリオに止める気など無かったが。
了承の言葉を得たセフィリオは、嬉しそうに笑ってオミの頬を手の平で包んだ。
「オミを抱けるなら、それでもいい・・・」
何時もより熱いオミの吐息を奪うように、斜めから深く口付ける。
もう抵抗する気もないらしいオミの腕が、ゆっくりと・・・しかしためらいがちにセフィリオの首に回るのは、もう数秒あとのことだ。
***
「・・・だめ・・・もう・・・っ」
「・・・まだ、だよ。オミ・・・」
「・・・んっ」
部屋の中。漂う空気は濃く、熱い。
あれから何度この腕に抱かれ貫かれたのか、オミはもう覚えていない。
向きを変え体勢を変えて、抱かれ続けた快感は、回を増すごとにその感度を増している。
もうここまで回数を重ねて抱かれたら、擦られた箇所が痺れてきてもいいはずなのに、余計に感じてしまうのはどうしてか。
熱の所為で全ての感覚が鋭敏になっているのだろうか。身体の熱は、収まることを知らず、煽られた分だけ反応して返す。
休息と、睡眠を欲しがっていた身体も、何時の間にかそれ以上の快感を求めて、セフィリオを離さない。
オミの言葉に反して、素直すぎるその身体の反応には、逆にセフィリオの方が驚くほどだ。
「良いよ、オミ・・・・もっと欲しがって」
「・・・ぁ、っあ、あぁ―――・・・!!」
高く上がる悲鳴は、もう既に少し枯れている。
声を抑えることすら忘れ、オミは与えられる熱情をそのまま全て身で受け止めていた。
肌を滑る唇の感触も、煽って止まない指の動きも、止めて欲しいと思う傍らもっと欲しいと求めてしまう。
「熱い・・・っ、も・・・セフィリオ・・・っ!」
「もっと、熱くなればいい・・・。まだ、夜は長いよ・・・?」
背中を抱かれ、向かい合わせのままセフィリオの腰に座り込んだ体勢の所為か、自分の重みで更に彼を奥まで迎え入れてしまって、酷く苦しい。
「あ、っぁ!だ、めっ・・・深・・・――――ッ!!」
余りの刺激に飛びそうになる意識を繋ぎ止めようと、彼の背中に回した指先に思わず力が篭る。
「・・・っオ、ミ・・」
爪の食い込む背中は、それだけオミが感じている証拠だ。
確かに痛いが、オミから与えられる痛みなら、それすらも心地良く感じてしまう。
満足げに笑みを深めて、果てを知らない身体はまた高みへと上り始めた。
「ぁっ・・・あ・・ッ!セフィリオ、セフィリオ・・・ッ!!」
オミは、その言葉しか知らない子供のようにセフィリオの名前だけを繰り返す。
耳元で、高く甘く掠れた声で、熱い呼気と共に名を呼ばれるのは、例え様がない程心地良い。
「・・・どうしたの、オミ。・・・今日は、そんなに感じる・・・?」
汗と涙で濡れた頬を指で拭って、目尻にキスを落とす。
「・・・そんなに名前を呼ばれると・・・・、本当に止まらなくなるよ・・・?」
「ぁ・・、っん・・・っ!」
俯かせたオミの髪に指を埋めて、引き寄せるままに唇を重ねる。
薄く開いた隙間を割り開いて、火傷しそうに熱い口腔へ舌を差し入れた。
絡める舌から逃げようともせず、そればかりか熱と快楽に魘されたオミは自ら舌を絡めてくる始末。
「・・・・本当に・・・君は」
今まで誰が、ここまでセフィリオを煽っただろうか。
こんなにも、止まることなく欲しいと渇望させただろうか。
「オミ・・・、ご褒美だ。欲しがっていたもの・・・欲しいだけあげるよ」
「ぅあ・・・ッ!ぁ、ぁっあっあ―――・・・ッ!!!」
突如深く、更に激しく速度を変えた腰の動きに、オミは弓なりに身体を逸らして身悶えた。
同時に、幾度目かの熱液を身体の奥に感じて、敏感すぎる身体は大きくその身を震わせる。
「・・・っ・・・と、オミ・・・?」
生温い濡れた感触をオミと合わさる肌の間で感じながら、急激に弛緩したオミの背を慌てて抱きとめる。
呼気は荒いまま、けれどもう意識は無い。
白い肌は薄い桜色に染まったまま、身体に篭った熱はいまだ下がる気配を見せていない・・・どころか確実に悪化しているだろう。
「・・・ごめんね」
苦笑に紛れた謝罪の声は、きっとオミには届いていないだろうけど。
久し振りにここまで乱れたオミを感じることが出来たのは、例え様もない程に嬉しい。
セフィリオはある程度まで軽くオミと自分の身体を清めて、深く深く泥の様に眠っているオミの隣に身体を滑り込ませる。
隣に感じた肌の暖かさに気付いたのか、オミは何も身につけていないまま肌を摺り寄せてくる。
「・・・でも、オミも悪いんだよ・・・?これ以上煽られたら、何をするか分からない」
セフィリオの内心など気にも止めず、ぐっすりと寝入るオミはそれでも、甘えるように擦寄るのをやめなかった。
***
「ミ・・・オミ」
眩しい光と、髪を梳く手の暖かさに意識を呼ばれて、オミはゆっくりと目を覚ました。
ぼんやりと見えるのは、蒼く綺麗な瞳の色。
今日の空も、この色と同じならいいなと遠くで考えているうちに、唇に柔らかなものが触れた。
暖かく、それでいて激しく。・・・けれどひどく甘いキス。
「・・・・ん」
与えられるままキスに応えて、その心地良さにもう一度オミは目を閉じてしまう。
まどろみのこの時間ほど気持ちいいものは無いが、こうやって誰かの体温を与えられるのは更に心地良い。
「・・・オミ、そうじゃなくて、起きて欲しかったんだけどな僕は」
「・・・ぁ」
離れようとしたセフィリオを、嫌だと言うように抱き寄せて、オミは擦寄るようにその腕の中に潜り込む。
「・・・・もの凄く嬉しいんだけどねオミ。一度だけでいいから、起きて」
「いえ、構いませんよそのままで。・・・あぁ、風邪を召されていますね。熱が高い」
額に当てられた手と、冷たい布をそのまま額に押し当てられて、オミはようやくぼんやりと意識を揺らめかせる。
「トウタを連れて来なくて正解でした。あの子にはまだ毒ですよ」
「あんまり驚かないんだね」
「いえいえ精一杯驚きましたよ。あぁ、この薬。オミ殿が目を覚まされたら飲ませてあげて下さいね」
「あぁ、はいはい」
聞こえてくる声に、オミはこの部屋にセフィリオ以外の誰かが居るのだと、ようやく認識できたが・・・それでもそこで思考は止まる。
擦寄っている身体が温かくて、今はまだこの腕から抜け出したく無かった。
「・・・では、私はこれで。くれぐれも、無理だけはさせないで下さいね」
「・・・わかってるよ。軍師殿への伝言も頼む」
「はい」
パタンと、扉が閉まる音がして、けれどもセフィリオの胸は相変わらず隣に在る。
ならそれでいいと、オミは再び温かなその腕の中に擦寄った・・・が。
「・・・本当に、寝ぼけてるオミは可愛いね。無理させるなって言われても、我慢出来なくなりそうだよ」
くすくすと零れる笑い声に、オミはゆっくりと先ほどのことを思い出していた。
セフィリオが誰かと話していて、額に手を当てられ風邪と言われ無理をさせるなと・・・・。
「ぅわあああ!!!!?」
「うわ?!」
覚醒した瞬間、オミは頬を真っ赤に染めて、思い切り目の前のセフィリオを突き飛ばした。
細い腕でも伊達に武道をやっていない。見た目から想像できないような力があるのだ。
「い、今!誰か・・・!!」
「・・・居たね。ホウアン医師が」
「な、何で・・・!」
「オミ、酷い熱だ。身体辛くない・・・?」
ちなみに、セフィリオはベッドから墜落したままだ。
突き飛ばされたのは確かに油断していて痛かったが、今はそれより恋人のパニックを治めなければならない。
「み、見られた!!あぁもう!なんてことしてくれるんだよ!!セフィリオのバカ!!」
真っ青になったり真っ赤になったりを繰り返すオミを見ているのは楽しいが、このまま興奮させれば下がる熱も下がらない。
「平気だって今更。彼も気付いてたみたいだし。いいから、今はちゃんと休んで・・・」
「平気って!今更・・・って何で・・・!!そんな、どうして・・・いつからあぁもうセフィリオの所為なんだから!!!」
「あぁそうだよ俺の所為だ。・・・・仕方ないな」
言葉で抑えても効果はない。何を言ってもオミのこの興奮は収まりそうも無かった。
極端にセフィリオとの関係を隠したがる理由が何かあるのか。それは気になるが、今は置いておく。
「やだやだもう近寄らないでい・・・ゃ・・・・っん、ぅ」
ここまでオミが壊れるのを見るのは、流石に初めてだが、悪い気はしない。
寧ろ、幼子のように暴れる仕草がひどく可愛くて、こういうオミもいいなと感じてしまうあたり、セフィリオ自身ももうどうしようもない。
「・・・ふ、ぁ!・・っん、んー・・・」
キス一つで大人しく腕の中に収まった身体を、宥めるように抱き締めたまま再びシーツへと沈める。
唇を離した時にはもう、オミは静かな寝息を立てていた。思った以上に、体力の消耗は激しいらしい。
「・・・これは相当、ひどい風邪を引かせてしまったかもしれないな」
流石に、苦笑が零れる。無理をさせるのを承知でこの身体を抱き尽くしてしまったのだから。
白い肌を赤く染めて寝息を立てるオミの額へ濡れた布を乗せ、薄く開いた唇に小さなキスを一つ送れば、隣の温もりを求めてまた擦寄ってくる体。
寝ている時が一番素直になる彼のこんな行動を、知っているのは恐らくセフィリオただ一人だけ。
「責任を持って治すよ・・・。だからお休み・・・オミ」
腕の中の愛しい存在を抱き締めて、セフィリオも目を閉じた。
***
「だめ。暫く出入り禁止です」
「何で。まだ怒ってるの?」
「怒りますよ!!今、城でどんな噂が立ってるか知らないでしょう?!」
トランのマクドール邸に、オミの大声が響き渡る。
グレミオは階下にいるのだけれど、今のオミがそれを覚えているとも思えない。
「知らない。けど、それと俺がオミの城に行っちゃダメな理由になってないよ」
「なってるんです!!とにかく、今僕に近付かないで下さいね!」
そう言いつつも、それだけを言いにここまで来たオミを見て、嬉しくないはずが無い。
「・・・オミだって俺に会いたいくせに」
部屋を出て行くオミの背中に、小さく言葉を投げかけると、思わぬ返事が帰ってきた。
「・・・良いんです僕が会いたくなったらまた来ますから」
「・・・・・・え?」
「では、また」
「ちょ、オミ・・・!待てって・・・!!」
「だから、僕に近付くのは禁止です!!じゃ、グレミオさんお邪魔しました!!」
「はいまたいらして下さいね〜・・・・坊ちゃん何をなさったんですか」
「いや口では言えないことを色々と」
この後、トランの英雄は何度訪ねても城門で追い返されてしまうので、
最後には遂にキレて、深夜軍主の部屋へ忍び込んだがまたそこで殴られたという噂がまた流れたとかそうでないとか。
END