「おれがこんなにも笑ったのって随分久し振りなんだ。信じられるか?」
色素の薄い髪を月明りに透かして、満面の笑みを浮かべながらテッドはそう告げた。
命謳う、賛歌
「坊ちゃん!今日はテオ様が帰っていらっしゃるのにそんな格好でお迎えする訳にはいきませんよ!」
「誰か客が来る予定でもあるの?なら別にいいだろ父さんなんだし」
五つの時から始めた棍を軽く腕で回して、土に汚れた服のままにっこりと笑って見せるのは、赤月帝国五将軍テオ・マクドールの御子セフィリオだ。
流石名家で育つ子供だからか、そういうやんちゃな顔をして見せてはいても、その真っ直ぐに伸ばされた背中や立ち振る舞いには、どこか品格が漂っていた。
「それはそうですけれども・・・あ、帰って来られたようですよ」
と、馬車の嘶きと共に、館の入り口がざわざわと騒がしくなる。
セフィリオの付き人として、彼が幼い頃から付き添っているグレミオは、家主の帰りを察知して慌てて出迎えに走り出した。
「お帰りなさ・・・」
「お帰り父さん!」
玄関の扉を大きく開いて迎え入れようとしたグレミオの横を走り抜ける小さな影がひとつ。慌てて視界を探れば、その小さな影は帰ってきたばかりの父親の首にしっかりと腕を回して抱き付いていた。
「・・・ただいまセフィリオ。また随分と大きくなったみたいだな」
久し振りに会う息子の抱擁に、嬉しそうに笑みを浮かべて、テオは成長したその身体を高く持ち上げるように腕に抱き上げる。
「昔は片腕で軽々と抱けたものだが、こうも大きくなられてはもう抱き上げるのも至難の業だ」
両腕で抱え上げられて、流石に自分の年齢を思い出したのか、セフィリオは降ろして欲しいと言うように身を捩った。微かに頬が赤いのは、気のせいではないだろう。
「・・・こんな格好でごめんなさい。グレミオに言われたけど、着替え・・・」
「いや、構わない。大きく立派に育ってくれていただけで俺は嬉しいぞ」
緑の布で包まれた息子の頭を、テオは何度か軽く撫でてやる。それだけでも嬉しいのか、セフィリオは照れたような顔を再び笑顔に変えた。
「テオ様。お疲れでしょう?食事の支度は出来ています。さ、中へ・・・。坊ちゃんも早く着替えていらして下さいね」
久し振りの親子の再会に口を挟まずに微笑んでいたグレミオが、そっと声をかける。
渋々ながらもテオから離れて家に戻ろうとしたセフィリオは、テオの後ろにいる誰かに気付いて足を止めた。
「・・・父さん。後ろにいるの・・・誰?」
「あぁ、そうだった。グレミオ、この子の服も用意してくれるか?出来れば、一度湯を使わせてやって欲しい」
「はい、今すぐ準備致します」
テオに言われ、グレミオは急いで支度を整える為に、家に戻った。が、セフィリオは少しそれが気に入らない。
自分のものであるグレミオに意見できるのは確かに自分以外に父しかいないが、それが自分たち家族の為ではないとなると少々複雑なのだ。
「・・・そうむくれた顔をするな。お前と歳も近いだろう。友達が増えたな」
父の大きな手に背中を押されて、セフィリオの前に立った少年は、あちこち泥と固まりかけた血で薄汚れて、明らかに戦災孤児のようだったけれど。
「・・・初めまして?」
何故か語尾を少し上げて、伺うような言葉だったことにテオは首を傾げるが、セフィリオは気付かない。自分よりも背の高い相手を探るように見つめていたのだが、差し出された左手に、その言葉を無視した。
「こら。挨拶はきちんと返さないか」
「いいんです。・・・おれはテッド。仲良くしてくれると、嬉しいな」
喧嘩を売られたかと思って一度は無視を決め込んだのだが、続いた彼の言葉に初めてその表情を覗き込んだ。柔らかい濃琥珀の瞳は何故か少し潤んでいて、その表情はどこか苦しいものを感じさせる様で。
けれど、それを悟らせないように笑顔を浮べるテッドに、セフィリオはわざと乱暴にその右手を掴み取って、口を開いた。
「僕はセフィリオ。仲良くなりたいなら、初めからこっちの手で挨拶しろよ」
突然手袋越しに右手を握り締められて、テッドは少し驚いたようだったけれど。
セフィリオの鮮やかな瞳の色を捉えた瞬間、嬉しそうに微笑みながら頷いた。
***
テッドがマクドール家を訪れてからもう二年が過ぎた。
「なーあ、これでいいのか?」
「そうそう。糸はしっかり結べよ。エサだけ取られてバラしたら笑うぞ」
グレッグミンスターから少し西へ向かった先にある河で、いつもの様に遊ぶ二人だが、今日は違った事をしてみようと提案されて、テッドが差し出したのは細長い棒だった。
「こんな棒切れで何するのさ?棍術ならテッド、僕に勝てないだろ?」
「誰も喧嘩なんか売ってない。それに、手合わせでおれがお前に勝てたことあったか?」
「ないね」
「・・・そんなにきっぱりと言うことないだろ」
苦笑を浮べながらも、テッドは器用に短刀を使って竿を作り上げていく。
確かに接近戦で手合わせをしてテッドがセフィリオに勝てたことはないが、森に入っての白兵戦を一度でもやってみれば、テッドの弓術の強さをセフィリオも知ることが出来ただろう。だが今だその機会は訪れていない。
それ以外にも、ウサギの狩り方や食べられる木の実の探し方など、テッドは様々な分野で色んなことを知っていた。なんとなくただ流れていく世界には少し飽きていたセフィリオにとって、テッドはこれでもかと言うように、新しい世界を広げて見せてくれるのだ。懐かない訳がなかった。
テッドの方も初めはぎこちなく笑うばかりだったけれども、今となってはもうセフィリオと共に遊びまわっているのが普通と言うように、元気良くふたりであちこちをかき回しているためか、最近は二人してグレミオに怒られていることも珍しくない。
「なぁ、テッドって何歳?」
「いきなり何だよ?」
釣り糸を垂らしながら、ぼんやりと水面を眺めていたテッドに、ただ座っている事に焦れたのか、セフィリオが声をかけてきた。
釣りは沈黙がルールだが、確かに少し暇だ。いつも飛び回っているセフィリオには少々辛い遊びかもしれないなと苦笑を浮べて、テッドは掛けられた声に振り向いた。
「僕は今年で十四だ。あと二年もすれば、城で働ける歳にもなる。・・・でも自分で知らないことが多過ぎて、最近は時間が足りない気がするんだ」
揺れる水面に視線を落としたまま、呟くように言ったセフィリオの言葉に、テッドは思い切り噴出すようにして笑った。
「な・・・!笑うことないだろ!」
「あぁうんごめん・・・!おかしくて笑った訳じゃないんだ。ただ時間は・・・」
苦笑を笑顔に変えて、少し謝る素振りをして。
言葉を切ったテッドの視線が、手袋の嵌った手へと落ちる。
「・・・テッド?」
「・・・いや。でも急ぐ事なんてないよ。人生って、短いようでそれなりに長いものだから」
ただでさえ、飲み込む速度が速いのだ。知識を与えれば、真綿の様に吸い込んで膨らんでいく。遊びを介して様々なことを教えてきたテッドだけれど、このままではもう二年も経たぬうちに、三百年生きてきた全てを伝えきってしまいそうだった。
「・・・テッド、本当に何歳?なんだか言う事が年寄りクサイ」
「あはははひどいなぁ」
噴出すように笑ってしまったのは、『何か』を言おうとした自分を抑える為。
それでもついつい口から出てしまいそうになる言葉は、息を止めて耐えるしかない。
セフィリオにはそんな苦悩など感じさせないよう、テッドは笑顔のまま、小さく唇に指を立てて口を開いた。
「じゃあ、秘密。当てて見ろよ」
「言ったな!じゃあ絶対当ててやるから!」
「正解でも言わないけどな」
「それ問題の意味ないだろ!」
彼ならば、笑顔のまま話せるかもしれないと思っていたけれど。
「って、ほらテッド!引いてる!」
「え?あ、うわわ・・・!」
慌てて竿を引いたせいか、糸が川底の岩に引っ掛かったのか、ピンと張り詰めた糸は簡単にプツリと途切れた。同時に、バシャンと水音が高く響く。
「テッド!」
その水音に驚いたのはテッドもセフィリオも同じだが、暫くの沈黙のあと、やがてどちらからともなく笑い声が上がった。
「・・・さっき、餌だけ取られてバラしたら・・・って言ってたのは誰だったっけ?」
「・・・忘れてくれよ。一生のお願いだから」
糸が切れた反動で、座っていた岩から河へ落ち、全身ずぶ濡れになりながらも、まだ岩の上で笑い転げているセフィリオを見上げて・・・テッドは微笑んだ。
「・・・今は、まだ言えない。この絆を崩してしまいたくはないから」
笑顔の裏で呟いた声はセフィリオには届かないまま、晴天の空はその色を赤く染め上げていく。
***
「最近の坊ちゃん。ますます手に負えなくなってきてるみたいね?」
「笑い事じゃないですよクレオ。本当に・・・元気なのは良いことなんですが」
「元気良すぎるのもタイヘンってか?いいじゃねぇかよあれくらいの歳に遊び回って、色々覚えていくんだからよ」
夕食の席、今日遊びがてらに釣り上げてきたらしい魚に舌鼓を打ちながら、話は自然と魚を釣ってきた息子とその親友に流れていく様子を、どこか嬉しげな顔で聞いているのは、もちろんテオだ。
同じ歳の頃の子供達と遊ばせても、一度として楽しそうに笑っている息子の記憶がなかった親としては、テッドを連れて帰ってきたことがこんなにも息子の為になるなどとは思わなかった。
「テオ様からも何かおっしゃって下さいよ!」
「心配しなくても大丈夫だ。あの子達は何が良くて駄目なのか、きちんと理解した上で遊んでいるだけだ。それに、お前も驚いていただろう?」
「・・・えぇ、まぁ」
早く大人になることだけに憧れて、子供らしさを忘れようとしていた子供が、この二年でとても大きく成長した。それもこれもテッドと過ごすうちに何となく身に付いたものだろうが、面と向かって何かを『教えられている』セフィリオを見たことはない。
遊んでいるうちに、自然と身に付いているのだろう。身体のこなし方も柔らかくなり、師のいない棍術の腕は、今やたまに連れて来るテオの部下達にも引けを取らない。
「・・・全て、テッド君のお陰なのでしょうか」
「息子のいい所を見抜いて、高めているのは確かに彼だろう。良い友を得たものだ」
どこか、親離れされたような寂しさもあるのだが、それ以上に息子の成長は嬉しいものだ。だから、テオは忘れる事にしている。
『近寄らないで下さい。・・・おれはもう、誰も殺したくなんかない』
初めて彼と会った時、呟かれた言葉と共に。
その表情が十四、五の子供のものではなかった事も。
***
空は濃く蒼く高い。
「・・・っくし・・・!」
「んー?風邪でも引いたか?河に落ちたのはおれの方なのになぁ」
大人達がざわざわと笑い声を上げながら食事をする母屋から少し離れた場所にある離れ前の庭で、ふたりは夜空を見上げたまま寝転んでいた。
「いや、平気。・・・誰か噂でもしてるのかな」
「お前のやんちゃぶりについて?」
「別にイタズラなんかしてない。・・・多分」
いつも窓から見えるようなただの真っ黒な空かと思いきや、明るい月の光は、何処までも空を蒼く、高く、遠くに見せる。
この感動は、暗い空の下で地面に寝転がってみないと分からないだろうけれど。
「でもさ、知らなかった。月夜ってこんなに明るかったんだ」
「こんなのまだ序の口だって。ここは首都で、夜でも色んな光があるから分からないけどな。何の光もない所の夜空は凄いぞー」
空に浮かんでいる月を掴もうとするかのように、テッドが空に手を伸ばす。
その横顔を眺めて、セフィリオは声がでない錯覚に陥った気がした。
いや、そうじゃない。声がでないのではなくて、掛けられないのだ。
どこで、そんな星空を見たのか知りたかった。テッドは言いたくないことなのかも知れないが、それでも、セフィリオは知りたかった。
月に手を伸ばすテッドの姿がどこか消えてしまいそうに見えて。
手を伸ばして捕まえようとしても、その姿は幻のように消えてしまいそうで。
「・・・何て顔してんだよ?月光にやられたか?」
「・・・かもしれない」
月の周りに集まるように散らばる小さい星屑達は、まるで競い合うようにその光を強めて瞬いている。
「知ってるか?あの星ひとつひとつ。実際に光ってるものはないんだ」
「・・・え?」
考えを読まれたようで驚くが、セフィリオの声を疑問の声と聞いたらしいテッドはそのまま言葉を続けた。
「あれ全部、太陽の光を受けて光ってるんだぜ。中には自力で光ってる星もあるんだろうけどな。でもその殆どが太陽の恩恵で自分を光ってるように見せてるだけなんだ」
「・・・あんなに光ってるのに?まさか」
「嘘じゃないって。あぁそうだ。聞いて驚くな?あの柔らかく光ってる月も、他の星と同じように、太陽の光を反射して輝いてるんだそうだ」
その月に向かって手を伸ばしたまま、テッドはゆっくり目を閉じる。
どうせ聞いたって話してくれないけど。
たまに何かを言いかけて、それでも口を噤むのには何か訳があると思うから。
だから、彼の持つ秘密の全てを知りたいけれど、セフィリオからはもう聞かないことにした。時期が来れば話してくれる。時間はまだたっぷりとあるし、急ぐこともない。
テッドと同じように目を閉じて夜の空気を胸いっぱいに吸い込む。
ふと瞼に影が掛かったような気がして目を開ければ、月明かりを背にテッドが覗き込んでいた。
「・・・なぁセフィリオ。テオ様達にお休みって言ってからちょっと出かけないか?」
「・・・今からか?」
「すぐ近くだよ。お城の裏に小さな森と丘があっただろ?ちょっとだけ、そこからの眺めも見てみたいと思わないか?」
大人達の笑い声はまだ続いている。先程より声が届くという事は、少し酒も振舞われたのかもしれない。
「・・・うーん、どうしようかな」
「なぁ、お願いだよ。一生のお願い!そこで、渡したいものがあるんだ」
悩むフリをしながらもセフィリオの気持ちは既に決まっている。夜の城裏に出かけていくなんて、好奇心が刺激されない訳がない。
そして、どうにもテッドのこの『一生のお願い』には弱いのだ。
「・・・わかったよ。渡したいものも何か気になるしね。一度寝る準備を済ませて、父さん達に挨拶したらここに集合、ってことでいい?」
「もちろんオーケーだ。早めに準備しろよ?それと棍は持ってきた方が良いかもな」
いくら首都の敷地内であるといっても、夜は何が襲ってくるか分からない。
確かにテッドの言う通りだとセフィリオは頷いて、走り出した。
「・・・今日は月が綺麗だから、特別。少しだけ、話してみようか」
生活する為にと、二年前に用意して貰ったマクドール家の離れの前で、テッドは小さく闇の中で呟いた。
***
「・・・ここだ。ほら、見てみろよ!」
テッドが指した方角を視線で追うと、城下に灯された街の火が揺らめいてとても綺麗だった。この街に生まれて随分経つけれど、こんな景色は知らない。夜の街がこんなにも綺麗だったなんて。
「・・・驚いた顔するのはまだ早いぞ。上、見てみろよ」
「上・・・?・・・・う、わ・・・」
さっき地面に寝転がっていた時よりも、空が近くに見えた。
ただ高い位置に移動したからではない。周りを照らす光が消えて、本当の夜の姿を見ることが出来たからだ。
他の星の輝きに掻き消されていた小さな星ひとつひとつが、その命を称えるように、謳うように・・・燦々と煌いている。
降って来るかと思えるほど、降り注ぐ光の雨にただただ目を大きく開けることしか出来ない。
「座るか、寝転んだ方が良いかもな。そのままだと後ろに倒れるぞ?」
「わ、わかってるよ!」
丘の上にふたりで腰を降ろして、けれどもセフィリオはただ、その蒼い目に夜空を映すことに夢中だった。
出会った頃ほどではないけれど、まだ大人の前では子供の顔を隠そうとするくせに、テッドの前ではいつでも歳相応の顔を見せるセフィリオ。
「・・ぅわ・・!」
「ん?くすぐったいか?」
急に髪に触れられて驚き、慌てて振り向けば、何かを企んでるようなテッドの瞳と正面からかち合った。手袋を外した直の手が耳たぶに触れて、セフィリオは身を捩るようにして少し逃げる。
「あ、当たり前だろ!いきなり触ってくるなよ」
「まーまー逃げるなって。痛いかもしれないけど変なことはしないから」
「・・・それ、十分怖いから。冗談だよな・・・?」
「いーやおれは本気だけど?あーもう!動いた方が痛いと思うぞ」
その言葉に硬直するようにセフィリオの動きが止まる。その様子に満足気に頷いて、テッドはサラサラと流れる髪を掻き揚げ、何かを耳に押し付けた。
「・・・っ!」
力の込められた指と同時に、耳にピリっとした痛みが走る。ブツ、っと嫌な音が聞こえた気がしたが、気持ち良い風の音であまり気にならなかった。
「これくらいで泣くなよ。もう片耳も。ほら」
「な、誰が泣くか!」
言われるままにもう片方の耳を差し出して、もう一度その小さな痛みを我慢した。
「・・・これで良し。似合ってるぞセフィリオ」
言われてみて、耳に触れてみる。何か固いものが指に当たってやっと分かった。
少し濡れた感じがしたが、流れる血はそう多くない。
「勝手に付けるなよ・・・」
「それ、欲しがってただろ?だから、あげる・・・んじゃなくて、預かっててくれ」
「は?お前に返すのか?」
「いや。・・・会えば分かると思うよ」
「はぁ・・・?」
「今はまだ意味はわからないかもしれないけどな・・・」
そういって、夜中だというのに大声をあげて笑うテッドの両耳を飾っていた石は、いまやセフィリオの耳に輝いていて。
「親友の証だ。お前につけていて欲しい」
何かをやり遂げたような満足気な表情で、テッドは笑う。
その笑みは、一緒に暮らしてきた中で一番、心からの笑顔のように思えた。
「おれがこんなにも笑ったのって随分久し振りなんだ。信じられるか?」
星よりも月よりも。
その笑顔の輝きこそが、命を謳う賛歌のように、強烈な光で煌いて見えた。
END
⊂謝⊃
再録です(笑)・・・使い回しばっかりでゴメンナサイ〜!!(滝汗)いきなり何の話かと思われた方もいらっしゃったと思いますが、
これはテッド&坊本として出した合同誌『Analyze300』の再録となります。
なので、テッドとセフィリオの昔話なのですが、時期的にも『The past story of OMI.』の直後
辺りからお話が始まってたりして、何気にセフィリオ×オミの裏話のようなお話でしたv
再録したのは、本がもう全て売り切れてしまったから・・・
・・・と言う理由の他にもうひとつ、あったりしますが。
今は秘密です。(笑)
きっといつか、納得されることを願いつつ、こっそりupしちゃいます(笑)
ではでは、読んでくださってありがとうございましたv
斎藤千夏 2006/07/02up!